【工事番号】
20210508
【経緯】
以前に浴室工事をさせてもらったお客様。
【主たる相談内容】
外壁の腐蝕が進み外壁の取替を相談したい。また、室内から見えないところで水が入って柱等の木が腐ってないか心配。
【付加した提案内容】
下屋根の葺き替え工事。
①外壁(透湿防水シート)より内側に立ち上げられしっかりした防水性を期待出来る。
②遠くない将来に屋根の張替も考慮しているならば、外壁との取合いの関係上、外壁工事等が2度手間になることを防げる為、結果将来的には安く済む。
※E様の大屋根(スノーダクト)は足場無くても板金施工可能なので今回は塗装。
【工事した概要】
主としているのは外壁工事と下屋根工事。
外壁工事と下屋根工事
既設の金属系断熱サイディングとアスファルトフェルトを撤去。
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躯体等木部の腐蝕がないことを確認(過去に水漏れした後が少々有り。腐蝕等は幸い無し)。
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断熱材(グラスウール)の確認。極一部しっかりと充填されていなかったので補充。
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透湿防水シートを施工。
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屋根工事前に防水テープを貼ってしまうと支障のある箇所を残しに気密防水テープで防水処理。
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下屋根は重ね葺き(スタイロフォーム断熱下地+アスファルトルーフィング下葺き+板金工事)。
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玄関・出窓の庇屋根は撤去後アスファルルーフィング下葺き、板金葺きにて施工。
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屋根と壁面との取合いや窓廻り等防水テープ処理し。
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通気木下地施工し、通気層工法にて金属サイディングを施工。
他に大屋根他の塗装工事や他雑工事等をしております。
【主とした工事に近い内容の予算目安】
250~350万円(※外壁面積や使用する外壁によってはそれ以上費用が掛かる場合もあります)
【お客様の声】
※1シーズン目の冬過ぎ点検後に掲載予定
【捕捉】
金属系断熱サイディングに赤錆が非常に発生していました。
金属系断熱サイディングで立地条件が悪いと言えない場所で、メンテナンスをしていたとしても赤錆が全体的に発生している場合、当社の工事経験上ではほぼ外壁と防水紙の間に通気層が設けられていない直貼により施工されていたケースになります。壁体内の結露によって発生した逃げ場を無くした水分が芯材(断熱材)に浸透し赤錆の大量発生に繋がったと思われます。